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お金のメンタルブロックを外していく思考実験

お金のメンタルブロックを持つ人が多いというのは、よく聞く話。ボクも例にもれず、お金のメンタルブロックがある。お金が好きではないどころか、嫌いというよりも、憎むべき存在と思うほどに、お金に執着していたようだ。そんなお金に対するメンタルブロックを外すために、ここで今一度お金に対する考えに思考を巡らせてみようと思う。

お金のメンタルブロックとは?

そもそも、なぜお金に対して、メンタルブロックを持つのだろうか?

ちなみに、メンタルブロックというのは、自分の行動や思考を抑制するような間違った思い込みのことを言う。

お金に対して、間違った思い込みを持っているとはどういうことなのだろう?

それは、小さな頃、何でも口に入れたがるから、「お金は汚いから(口に入れは)ダメ」と教えられたことなどにも起因する。つまり、お金の表面についているバイキンが汚いという実際の意味とは異なり、お金そのものが汚いもの、お金は不浄なのだと刷り込まれてしまったりする。

他にも、ドラマや時代劇でお金にまみれた強欲を見る機会も多い。ニュースでも賄賂、汚職など、お金がらみで良い印象を持つような報道は少ない。マスメディアに印象操作されていることに加えて、日本人はお金に関する教育を学校で行うことがないから、お金に関する知識、イメージは幼少期の頃から、親やテレビなどから与えられた間違った情報を蓄積するしかない。

お金のメンタルブロックを持たない親に育てられたのだとしたら、それは幸せなことだ。なぜなら、大体の親もあなたやボク同様にお金のメンタルブロックを持っていることが多いと思う。だから、どうしてもお金へのイメージはネガティブになりがちだ。そうなると、自分で気付き、学び、変えるしか方法がない。

このように、お金のメンタルブロックとは、知らず識らずの間に植え付けられた、お金に対するネガティブなイメージから生まれている。お金に罪はないのだけれど、お金を悪者のように思う気持ちは、自分では気付いていないほどに些細かも知れないが、誰でにもあると思う。(一部を除いて)

例えば、あなたの友人が商売で成功し年収1000万を超えたとしよう。これを聞いたあなたが「スゴイ!!」と諸手を挙げて喜ぶことができるのなら問題ないかも知れないが、「え?あいつがそんなに稼いでんの?せこい」など暗い嫉妬心を持ったのなら、それはお金のメンタルブロックがあることになる。お金に執着していると言える。

お金のメンタルブロック「お金が憎い」

ここから、ボクのお金のメンタルブロックでもある「お金が憎い」と思っていることに関して、思考を巡らせてみたい。お金に関することは、プライベートも含むから、なかなか書くのもハードなんだけど、次のステージに進むためにもここは書いていこう。

お金はいつもなかった

昔からお金のない家だった。幸い近くに住んでいた母方の祖父が事業を成功させていたので、援助はあったようで、孫であるボクらも、祖父に会えばお小遣いをもらえていたし、オモチャなんかもよく買ってもらっていたから、貧乏だとは思っていなかった。家の土地も祖父のものだったお陰で、周りよりも大きな家に住めていたから、実際にはお金がなくても、周りからはお金持ちだと思われていた。←これも良くないんだけれど。

うちにお金がなかったのは、父親が一流企業を脱サラをして、税理士を目指しだしたからだ。そして、母もその夢を応援するために、祖父に頼りながらも、その間10年間を耐えた。と言っても、父が無職だったことはない。父の兄弟が経営する会社に再就職し、融通を利かしてもらいながら、勉強する時間を取っていた。普通のサラリーマンだったら、時間を確保できないと判断をしたのだろう。それでも10年かかったのだから、国家試験のレベルが伺える。父は阪大出の秀才なのだ。その血を子どもの誰も引いていなかったことは不思議だけれど(笑

そういうこともあって、最低限の生活費は確保してくれていたと思う。だけど、小学生の頃はテレビもボロボロのまま使っていた。今のようにリモコンはない。スイッチのオンオフはボタンのようなもので行っていたが、ある日カバーが外れて、ペンチで引っ張ってテレビのオンオフを行っていた(笑)

もちろん、ファミコンもなかった。しかも、ボクが5年生の頃に、受験したいと言い出したものだから、これまた勉強できる環境を整えるということで、一年半ほどはテレビさえ見れないようにヒューズを外されていた。これはやりすぎだろうと思うが。。。

お金に余裕がなくても、ご飯は食べれていたし、祖父にもよく外食に連れて行ってもらえていたので、子ども心ながらに貧乏ではないとは思っていた。ただ、うちがお金持ちだとは思えなかった。祖父はお金持ちだけれど、うちは違うことはなんとなく理解していたと思う。

大学受験で知った貧乏

ボクが高校ニ年になった頃、父が税理士になった。そして、三年になり大学受験を迎えることになるのだが、父が税理士になったこともあって、ボクは税理士になることを周りから期待されていた。ボクも自分のなりたいモノなど分からなかったから、税理士になれば良いんだと安易に考えていた。結局24歳で挫折するが、、、

父のすすめもあり、大学は大阪の某大学を第一志望にした。そこで大学院まで出れば、税理士の試験はいくつか免除されるからだ。本当は、近所の大学に通えたらよかったんだけど、それはボクの弱さもあって、叶わなかった。

推薦で大学に受かったボクに、突如として現実が突きつけられたのだ。合格をしたら、入学金を払わなければいけなかった。センター試験を受け、近所の大学の受験まで待つことは許されなかった。もちろん、払ったお金は戻ってこないので、もし後者に受かってもそちらを選択すれば、二重でお金を払うことになる。

「そんなお金はないから、どうするのかお前が決めろ」

父からそう言われたボクは、突然やってきたあまりのプレッシャーに怖くなった。そして、合格している大学に通うことを決め、受験勉強からも逃げた。浪人してでも近所の大学に行く覚悟があればよかったのかも知れないが、やはり当時からボクは弱かった。

うちにお金がないと理解したのは、このときだ。もちろん、入学金を二回も三回も払える家庭の方が少ないとは思うんだけど、この決断はシンドかった。

ただ、これだけでお金を憎むことはない。ここまででもお金のメンタルブロックが形成されていただろうけど、たいした問題ではないだろう。お金のメンタルブロックが強くなるのは、ここから先の経験だ。

祖父の死で揉めた親族

大学に入る直前に、祖母が病で亡くなった。その半年以上前から、闘病し、親戚で看病も続けていた。余命数ヶ月もないと言われていたのだが、半年以上も生きてくれた。しかし、この祖母の死がボクたちに与えたダメージは大きかった。

祖母が亡くなり、みるみるうちに祖父は元気がなくなっていき、祖父までもが病を患った。そして、祖母の死から三ヶ月後、祖父は後を追うように亡くなった。

祖父が遺言書を残していたのかどうかは知らない。ただ、事業で成功していただけに、財産はそれなりに残ったみたいだった。そして、遺産相続で、母の兄弟は揉めた。。。

父が税理士になっていたこともあって、ある程度の遺産は把握できたらしいんだけど、どう考えても隠している財産があったようだ。母の兄弟はそれを絶対に認めなかった。きっと、それが一番大きな遺産だったと思う。

そして、他にも諸事情があったが、まるで喧嘩別れするように、ボクたち家族は、住み慣れた街を離れ、今の場所へ引っ越すことになった。

以来、親の兄弟関係はギクシャクしている。母はとても悲しんだ。

お金が原因で、揉める親の姿、悲しむ母を見て、ボクはお金に対する強いネガティブなイメージを持つに至ったと思う。最初の大きな原因はここだ。だけど、これで終わりじゃない。

お金がないと嘆く母

新天地での生活も最初は良かったのかも知れないが、家を持つことは男性にとって大きなプレッシャーになるせいか、頑張って踏ん張っているように思えた父も、今思えば、ただ苦しみに耐えているだけだったのかも知れない。年収はそこそこあったけれど、積み重なる借金に苦しめられていたのだ。

そして、年々、目減りしていく生活費に母も「お金がない」と嘆くようになった。

そう言われても、ボクも父の仕事を手伝っていたので、出どころが同じのため、満足な給料は貰えていなかったし、助けてあげることもできなかった。ご飯を食べるのに困るほどではなかったにせよ、お金がないと聞かされるのは、心苦しかった。こうして、お金のメンタルブロックは少しずつ大きくなっていった。

自立せぬままの結婚生活

そして、2010年ボクは結婚した。まだ給料は少なかったので、アルバイトをしながら、父の仕事も手伝うことで、なんとか生活費を稼いだ。色々あって、元妻の実家で、義父と三人で暮らすことになったので、家賃がないことは助かっていた。

実家から離れたことで、次第に父の仕事をがっつり手伝うことはなくなった。その後、二回就職もして、生活費はまかなえていたのだが、そんなボクに転機が訪れることになる。ここがお金のメンタルブロックを強固なものにした最大の原因だろう。

突如、少し離れた職場へ異動せざるを得なくなった。でも、ボクは通勤を拒んだ。幸い、自分の仕事も始めていて、それでも多少の補填はできると感じていたので、ボクは退職を選んだ。だけど、結局、仕事は順調にいかなかった。

生活費さえいれてくれるなら、何をしてもいい。でも生活費をいれられなかったら、仕事をやめてください。

これが、元妻から言われた条件だった。ボクは、なんとか自力で稼がなくては、挫折したら、もう一生サラリーマンかも知れないという自分のプライドと欲のために、借金をしてでも生活費を入れることが増えた。ほんとうにくだらないプライドだ。

たまに大きな仕事が入ると、ボクは後先考えずに、物欲を満たしてた。ストレス解消を優先していたのだろう。そして、また生活費に困り、借金を重ねた。

こんな生活が続いた結果、ボクはお金のメンタルブロックを自分でどんどん強くしていったのだ。「俺を苦しめるのはお金や」と思うようになっていった。お金がなくなると、好きな仕事も辞めさせられることになると、(元)妻に対しても負の感情を持ってしまっていた。

お金を選ばれた?

自業自得だが、お金に苦しめらたボクは、2019年8月20日に壊れた。

すべてを捨てて、逃げた。誰もボクのことを知らない世界へ行きたかった。だけど、異変に気づき、心配してくれた家族や親兄弟、親戚、友だちに助けられ、ボクは8月23日に警察に保護され、実家へと帰って来ることになった。

そして、(元)妻と離婚することになる。

彼女から離婚を言われた時、ボクは拒否した。これからも一緒にいたいと願った。だけど、生活費もろくに入れられないボクを(元)妻が許せるはずはなかった。この時点で、メンタルボロボロなボクに生産能力など皆無になっていたのだから当然だ。

ボクと離婚すれば、母子手当てが入る。養育費はもちろん、ボクが払う。日々のストレスから解放もされるだろう。多少目減りはするかも知れないが、出費も減るのだから、仕事の量を増やせば、生活に困ることはない。

(元)妻は、ボクを捨てたいのだと思った。お金のない男なら、夫ではないと言い渡されたように感じだ。

この件に関しては、今向き合っているところなので、詳しくは書かないが、今思えば、元妻がお金を選んだわけではなかった。ということは書いておく。

だけど、当時のボクは、ボクよりもお金を選んだと思った。そして、お金が嫌いになった。お金のメンタルブロックはこうしてカタチを完成させて、お金が憎いと思うようになったのだ。

お金の善悪に気付く

ところが、今のボクはお金を憎んでいない。そういう気付きを得たからだ。なので、ここからそこに至るまでの思考を文字化していこう。

そもそも、お金が憎いと思うのは、お金は悪いものと感じるからだろう。では、お金は悪さをするのだろうか?遺産相続で母の兄弟仲を裂き、母を傷つけたのはお金なのだろうか?生活費が入れられず、ボクを壊したのはお金なのだろうか?元妻がボクを捨てたのはお金のせいなのだろうか?

すべてにおいて、答えは「否」だ。お金のせいなど一つもない。

なぜなら、お金はお金であり、感情も持っていないし、動くこともできない。お金は紙やペンと同じ道具に過ぎない。だから、お金が人を傷つけたり、感情を揺さぶったりすることはあり得ない。それは、人の心がそうさせているだけだ。

つまり、お金がらみの問題は、すべてそこに携わる「人が起こす問題」であって、お金は関係ない。

お金は、使う人、携わる人によって、武器にもなるし、守る道具にもなるだけだ。原因は常に人にある。

それに気付いたとき、ボクはお金に対する憎しみを消せると確信した。お金が原因だと思っていたことは、ボク自身の弱さに問題があったのだ。だったら、ボクが強くなれば、この先同じことで苦しむことはない。

お金に善悪などあるはずがない。

お金のメンタルブロックよ、サヨウナラ

さて、ではいよいよお金のメンタルブロックにサヨウナラを告げよう。

お金に善悪はないのだけれど、お金は気持ちを表す道具にはなるから、お金が愛や感謝を代弁することはできる。おかしな話かも知れないが、それは本当だ。仕事でお金をもらうとき、そこには相手からの感謝の気持ちが一緒に渡されている。外食で食事代を払う時、「ありがとう」と言って、感謝の気持ちを乗せてお金を渡している。

好きな人と食事に行くにしても、会いに行くにしても、旅行に行くにしても、プレゼントを贈るにしても、全部お金が関わっていて、そのお金には、愛や感謝がこもっている。

だから、相手がお金を使うことに「悪い」と思ってはいけない。その行為は愛や感謝そのものなのだ。そこに使われるお金は、気持ちそのものなのだ。それを拒否すること、遠慮することは、相手の気持ちを否定していることになる。ついこないだまでのボクはそう感じていた。だから、今は深く反省している。

また、仕事の対価としてお金を受け取ること、つまり稼ぐことに関しても、抵抗がなくなった。これは、こちらに別記事があるので、詳しくはそちらをご拝読いただきたい。

そう考えるようになってから、ボクはお金に対する見方が変わってきた。お金が愛や感謝を表すための道具なのであれば、もっと多く持てばいい。たくさん受け取ればいい。そして、たくさん使えばいい。そう思えているのだ。

その分、ボクの愛や感謝を多くの人に伝えられる。大切な人を大切にできる。大切に思っていることを伝えることもできる。そのために、ボクはより多くを稼ぐ。今のボクはここにいる。

ついこないだまでのボクが抱えていたお金のメンタルブロックには、さよならを告げよう。

お金のメンタルブロックよ、サヨウナラ。

キミはもういらない。そして、ボクはお金を通じて、たくさんの人に恩返しも含めて、愛と感謝を伝えていく。そのことをここに記し、誓いとしよう。

まとめ:お金のメンタルブロック

お金のメンタルブロックは、厄介だと思う。ボク自身、お金にメンタルブロックを持っていたなんて気付いていなかった。というより、気付かぬふりをしていた。

自分で仕事をしているから、お金が感謝の代替品のようには考えていたし、悪いものではないと頭では分かっていたから、余計に気付かぬふりをせざるを得なかったのだろう。

だけど、ここまでで書いたように、自分のお金にまつわる過去を振り返り、それらの原因を考え、気付くことで、次のステップが見える。そうすれば、お金のメンタルブロックは消せる。

今現状では、心の中から完全に消しされているわけではないかも知れないが、少なくとも意識的に消していく努力はできるようになったのだから、問題ない。後は、ボク自身が強く意識し続け、無意識に落とし込めばよいのだ。

これからも、お金に関する記事は書こうと思う。でも、それは、お金がもたらすポジティブなことばかりにする。

ボクはもうお金を憎んではいない。だからといって、愛することもない。お金を好きになっても執着はしない。

より自分らしくあるために、より自由であるために、お金と向き合って、付き合っていこうと思う。

この記事が、お金のメンタルブロックを持つあなたの役に立てれば幸いだ。

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